過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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285: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/18(月) 11:42:10.81 ID:Lqnn1a0Z0
千早「秋月君?」

涼「あ、あはははは。お邪魔してます?」

そういや、いつも僕の部屋に集まっていたから、千早さんの部屋に入るのって初めてかも。

涼「えっと、その……。お久しぶりです」

余計なものが1つもない部屋が、より静けさを演出する。

千早「おめでとう、秋月君。IU予選、トップ通過なんでしょ?」

涼「はい。頑張りました」

謙遜なんかしない。この結果には自信を持っていたいから。

千早「ふふっ、差が付いちゃったわね」

自嘲気味に笑う。久しぶりに笑っている姿を見たけど、自分を笑わないでほしかった。

涼「そんなことありません。僕はまだ、いいえ。千早さんの足元にも及びません」

千早「それは言い過ぎよ。貴方は音楽業界を変える力を手に入れたわ。私はあの日から、時間が止まっているのよ。知っているでしょ? 秋月君の事、弟に重ねてみていたの」

涼「知っています。だけど、僕は認められたかったんです。誰よりもあなたに、1人の男の子だと」

弟ではなくて、秋月涼として。願わくば共に生きていきたかった。それが出過ぎた夢でも。


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