過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 21:05:40.36 ID:eHSUxDAV0
涼「え? 武田さん?」

武田「そう、僕だ。まさか君がいたとはな。驚いたよ。君にはもう少ししてから彼女を紹介しようと思っていたんだが……。まぁこれも巡り合せだろう」

千早さんのプチステージの中、黒いジャケットを着た男性が僕の隣に座る。彼は武田蒼一。名前を知らない人の方が知らないだろう音楽番組、オールドホイッスルのプロデューサーだ。音楽業界の重鎮である彼と、まだまだ駆け出しの僕が出会ったのは少し前のことだった。

律子「ええ? あんた武田さんと知り合いなの?」

涼「うん、ちょっとね」

武田「鈴月君とは少しあってね。さて話を戻すか。彼女に足りないもの、それが分かるかい?」

暑いからか、ジャケットを脱ぎ椅子にかける。

涼「えっと、分かるような分からないような。だけど、何か引っ掻かるんです」

武田さんは僕の答えを聞いて、うんうんと頷いている。明確な答え出せなかったんだけど……。

武田「まぁそれで良いか。確かに彼女の音楽は心に来るものがある。だからこそ、僕はオールドホイッスルに彼女を招待した。アイドルとして、初めての快挙だ。だけど彼女の歌を直で聴いて分かった。彼女の歌は、まだ未完成だ。大切なピースが、抜け落ちている」

涼「大切なピース……、ですか」


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