過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 22:32:58.20 ID:eHSUxDAV0
千早「あなたがそう言うなら、私に邪魔する権利はないわ。だけど、これだけは言っておくわ」

真剣な眼差しで、僕の喉を見る。

千早「時間はあまりないわ、あなたの声は永遠じゃないんだから」

涼「それって……」

千早「気にしたことがないのかしら? 通常なら、秋月君ぐらいの男子は変声期が済んでいるはずよ」

涼「あっ……」

言われて気付く。どうしてこんな大事なこと忘れていたんだ!! 声変わり、つまり僕の歌声は期限付きなんだということを思い知らされた。

千早「876事務所の関係者や律子は気付いているか分からないけど、女性アイドルでいられる時間は限られている。声が低くなって男らしくなる前に、頂点に立たなければならない。それが貴方の進む道よ」

涼「……そうですね」

なんと皮肉な話だろうか。僕の理想の男らしくなりたいは、現状にそぐわないんだ。理想と現実、まるでシーソーのように、バランスを保っている。どちらかを手放すと、片方が持ち上がる。だけどまだ、理想を捨てることはできないし、現状から逃げることも許されない。


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