過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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[saga]
2012/06/10(日) 16:45:09.60 ID:Qj0K2Fz90
涼「……食べるか」
食べる人をなくしたお弁当を晩御飯にする。お昼もそうだったけど、
一度誰かと食べる楽しさを思い出したら、どうしてか虚しくなる。
シャワーを浴びて、日課に取り掛かる。後で昨日の分のバックナンバーも聞いておこっと。
ノリコ『トオシタノリコのシンデレラスカイ。今宵も、星々のつぶやきに、耳を傾けましょう』
落ち着いたジャズの調べの中、優しい語りとともにラジオが始まる。
彼女の声は、不思議なことに辛い時ほど心に響く。
ノリコ『アミッケさん、きっとお姉さんも貴女と仲直りしたいと思っていますよ。だから思いをしっかりと伝えてくださいね』
今日の相談は、ある姉妹喧嘩の相談だった。聞いていくうちに、
それが今の僕と千早さんに重なり、他人の気がしなかった。
ノリコ『おや、もう魔法の解ける時間ですね。今宵も短い間でしたが、付き合ってくださり有難うございます。お相手は、トオシタノリコでした。では次の寝物語の時まで、バイバイ』
涼「バイバイ」
ラジオも終わり、僕の日課が終了する。千早さんが帰ってくるのは明日だ。
僕はそれに備えて、すぐに寝ることにした。
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