47:以下、名無しに変わりましてGN雨傘がお送りいたします[sage]
2012/06/08(金) 20:44:31.67 ID:w0fMMUtg0
ガチャバタン!
杉浦「榊原くん!?いったい今の放送は何!?」
桜木「何なんですか!今の!?」
恒一「杉浦さん!? なんでここに!?」
杉浦「誰かが私になりすましてあの放送をかけたみたい。私もはじめてあのテープのこと知ったわよ」
恒一「(……誰の仕業だ? どういうつもりなんだ?)」
桜木「……やっぱり榊原くんが死者なんですか?」フルフルチャキッ
鳴「違う」
桜木「え?」フルフル
鳴「私の眼はただの高性能スコープカメラじゃない」スチャリッ
鳴「見えてしまうのよ、『死の色』が」
鳴「私は死者の色ははっきりと判別できる、だけど、恒一くんから死の色は見えない。それに、この場にいる誰からも」
鳴「私の話は別に信じてくれなくてもいい。でももし恒一くんに危害を加えるなら」
鳴「私が斬り伏せる」
恒一「見崎……」
望月「でももし信じるとして、どうするのさ。ここは二階の角部屋で、向こうの廊下には恒一君を殺そうといろんな人が待ち構えてる……」
ジリリリリリリリリリリ
管理人「火事だーーーっ!! 食堂と106号室から火が出てるぞ!」
ワヤワヤワヤワヤ エ、カジ?
鳴「どうやら、杉浦さんになりすました人は相当恒一くんが嫌いらしいわね」
ダダダダダッ!
勅使河原「サカキ! ロビーに出る廊下は囲まれて……」
風見「奥の非常階段も駄目……だ」
中尾「強行突破するしか無い……ぞ」
勅使河原・風見・中尾「なんで杉浦(さん)がここにいるんだよっ!!!」
杉浦「……私の名前と声を使ってこの騒ぎを起こした奴がいるとだけ教えておくわ」
恒一「そして、そいつの目的はどうも僕を[ピーーー]気だってことらしい」
勅使河原「そうか……うまく状況が飲み込めないけど、とにかく誰かがサカキを『死者』にして殺そうとしてるってことだな」
風見「お前にしてはよくわかったほうだな」
勅使河原「うるせ!」
中尾「でもどうするんだ?二階の廊下と非常階段は榊原キラーでいっぱいだぞ」
鳴「人間はパニック状態になると恐怖から逃れるために恐怖を煽るような不確かな情報ばかりを信じて行動する」
鳴「今がまさにそれ、強行突破するしか無い」スチャキッ
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