過去ログ - オッレルス「安価でフィアンマの苗木を育てようと思う」
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182: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/06/14(木) 16:31:24.04 ID:Cles622J0

目を瞬かせ、オッレルスは思わず聞き返す。

「…君を?」
「…そうよ。私を抱いてくれるのなら、そのプロポーズ、受けてやっても良いって言ってるの」
「無理しなくても」
「してない」

きっぱりと言い切るシルビアに、オッレルスは困ったような表情を浮かべた。
そんな『変化する』表情を見て、シルビアは小さく微笑んだ。

(あの子のお陰、か。少し癪だけど、私じゃ駄目だったから。むしろ子供じゃなきゃ、駄目だったのかもね)

ほんの少し残念に思いつつ、シルビアはオッレルスを見つめる。
オッレルスは少しばかり悩む素振りを見せた後、シルビアの身体を抱きしめた。
予想と遥かに違う行動にきょとつくシルビアの長い髪を何度か撫で、オッレルスは再度言う。

「あの子の母親になってもらっても、良いか」
「…良いよ」

こくりとしっかり頷いて、シルビアはそっとオッレルスを抱きしめ返した。


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