過去ログ - オッレルス「安価でフィアンマの苗木を育てようと思う」
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504: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/06/29(金) 00:06:32.42 ID:Cm5a9cR70

がさごそと紙袋を開けて中を覗き込んで見ると、二つパンが入っていました。
一つは何ら変哲の無いライ麦パンのように見えます。
もう一つは何だか大きなマシュマロのようで、苗木フィアンマさんはきらきらと目を輝かせました。
童心に帰って、というよりも子供なのですから、当然の反応といえましょう。


フィアンマ「本当にもらっても良いのか?」

上条「何なら今ここで食っていけよ。毒なんて入ってないからさ」

フィアンマ「…いただきます」


マシュマロぱんを取り出し、両手に持ってはむっと口にします。
もちもちと柔らかな食感と、マシュマロのように甘くてふわふわとした味と口溶けに幸せそうな表情を浮かべる苗木フィアンマさん。
真っ白で大きなこのパンは四つにポケットが別れていて、中にはチョコクリームやお菓子のラムネが入っているようです。
元は上条さんのお昼御飯だったのですが、『偽善使い』の上条さんとしては、苗木フィアンマさんの幸せそうな笑顔の方がお腹いっぱいになるというものです。
四十分程かけてゆっくりもちもちと食べ終わった苗木フィアンマさんは、もう一つにも手を伸ばします。
もう一つのパンはライ麦パンのように見えますが、これは新約聖書の『神の子が授けしマナ』による恩恵を偶像の理論によって再現した、幸せな気分になれるパンです。
決して怪しいオクスリが使われているとか、そんなんじゃありません。
苗木フィアンマさんはもごもごとパンを食べ、ふと自分ばかりが食べては悪いと思ったのか、一口ちぎって上条さんに返します。
上条さんは少し迷った後、苗木フィアンマさんの手からパンを食べてあげました。
右手で触らなかったので、上条さんもどことなく幸せな気分です。でも、これは良い事をしたからかもしれません。


フィアンマ「カミジョウは神父様なのか?」もっもっ

上条「>>506



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