過去ログ - オッレルス「安価でフィアンマの苗木を育てようと思う」
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524: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/07/01(日) 08:24:45.44 ID:+lGIK3uK0

本を手に取ったはいいものの諦めて置いていった、そして関係の無い本の下に仕込んでしまう人間は存外多いものです。
そんな悪意を受信してしまったのか、どじっこだからか、苗木フィアンマさんはいくつか苦手ジャンルの本も買ってしまいました。


<買った本>

・稲川○二の怖い話100選
・冥土帰し監修『最新医学』
・世界最高シリーズ『数学』
・世界最高シリーズ『人類学』
・心理の全て
・(グラビア特集〜あわきんおんびーちさいど〜)
・(官能の檻―修道女に迫る悪魔の淫夢―)


沢山の本が入っているためどっさりと重い紙袋を両手でしっかりと持ち、えっちらおっちらと歩いて、苗木フィアンマさんはどうにかお家に帰ってきました。
そのままお部屋に入り、本を本棚に片付けていきます。
そして、官能小説とグラビアの本に気が付くと涙目になりました。
どうにか泣きだしそうになるのと、吐きそうになるのを堪えます。
今度上条さんにあげたら喜ぶかな、と思いつつ、挿絵の無い官能小説ならむしろ女性恐怖症克服になるかもしれない、と苗木フィアンマさんは読書を始めました。

『「や、やめて欲しいんだよ…こうま、どうしてこんな事…」
少女の白い修道衣に手をかけ、黒髪の男はいやらしく笑った。
「何の為に今まで俺がお前の面倒見てたと思ってるんだよ、義
理も無いのに。身体で払わせる為に決まってんだろ?」
男は少女にいつも美味しいご飯を作ってくれた。
いつもいつも優しくしてくれた。
だから、少女は男の事が好きだった。
でも、こんなのあんまりだ。あんまりだよ、こうま。
そう思っても男の手は止まらず、とうとう少女の可愛らしい下
着にかかり―――』


ぱたり、と苗木フィアンマさんは本を閉じ、本棚にいそいそとしまいました。
そしてふるふると首を横に振り、他の本を読む事にしました。







何の本を読む?(買った本の中から選択)>>+2


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