過去ログ - オッレルス「安価でフィアンマの苗木を育てようと思う」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/07/10(火) 23:57:58.98 ID:x76H8BCz0
うんうんと悩み、苗木フィアンマさんは答えました。
フィアンマ「母さんと入る」
オッレルス「そうか。じゃあ、俺は先に上がっているよ。何かあったら呼んでくれ」
シルビア「分かった」
苗木フィアンマさんの答えに頷くと、オッレルスさんはお風呂場から出て行きました。
シルビアさんは浴槽の空いたスペース、湯船に浸かると、苗木フィアンマさんの頭を撫でます。
あくまで女性や女の子ではなくお母さんという認識なので、シルビアさんは怖くありません。
シルビアさんはしばらく苗木フィアンマさんの頭をなでなでした後、幼児を母親が抱き抱えるように、そっと後ろから抱きしめ返します。
フィアンマ「ん、…」
シルビア「…私は、アンタが羨ましい」
フィアンマ「?」
シルビア「あの大馬鹿の一番は、どうなったってアンタだから。私はずっと昔から一緒に居たけど、結局アイツの一番にはなれなかった。あの虚ろさを取り除いてやりたいと思ったけど、私じゃ役不足だった。無邪気じゃなかったからか、それは分からない」
フィアンマ「…母さん」
シルビア「私が大怪我をしても、心配したり、手当はしてくれるだろう。根本的にはお人よしだから。でも、アンタが大怪我をしたら、アイツはそれだけで顔を真っ青にする」
フィアンマ「……」
シルビア「覚えてる? アンタがもっともっと小さかった時、うっかり泣かせちゃって、アイツ、私に助けを求めてきたんだ。あの鉄面皮で、全てどうでもいいって思ってしまってる状態だったのに」
フィアンマ「……、…」
シルビア「別に叱ってる訳じゃないんだから、そんな顔しないの。…最初はちょっとばかし悔しかったんだけど、今は違う」
フィアンマ「……」
シルビア「私も、フィアンマが大事だから」
フィアンマ「…」
シルビア「どうしてかな。多分、アンタには人に好きになってもらう才能があるんだと思う。アイツには少し気持ちは劣るかもしれないけど、私も、フィアンマを大事な子供だと思ってるよ。手はかかるけど、ま、それも楽しい」
フィアンマ「…俺様も、母さんが大好きだよ」
シルビア「…
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