過去ログ - 自衛隊員「異世界に飛ばされちまった………」
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304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆QTgLSjqNKs[saga sage]
2012/07/12(木) 00:43:39.95 ID:w9n3YH6C0
二人は武器に異常がないか確認しながら、指揮車へと戻ってきた

君路の勇者「やぁ、お待たせ。」

衛生「とんでもない腕前ですね、さすがは勇者一行。」

君路の勇者「そんなことないさ…それより君達、物資の調達が目的らしいが、
       金銭は持ってるのかい?」

自衛「こっちの世界の通貨は何も…隊員の中から貴重品の提供を募って、
   それで物々交換ができないかと思ってるが。」

君路の勇者「なら、それは仲間に返してあげるといい、あの大蛇の鱗は貴重品で高く売れるんだ。
       普通なら遭遇したら逃げ出すか、もし倒せても死体は置いてくはめになるんだが、
       君達のシキシャ…を使えば余裕だろう?」

自衛「ありがてぇけど、あれを倒したのはお前達だろ?」

君路の「昨日から何度も助けられてるんだ、これくらいのお礼はさせてくれないか?」

自衛「わかった、そういうことなら。偵察、衛生、82操縦手、あのデカ物を車上に乗せるぞ。」

82車長「俺は周囲を見張ってるぜ。」

自衛「頼む」

自衛たちは大蛇を車上へと乗せる作業に入る

偵察「…なぁ、そういや村に動物の首が吊ってあっただろ?
    その中にこいつと同じ大蛇の頭があった気がするぜ。」

自衛「ありゃ、なんだったんだろうな。」

村娘「あ…それ、災厄とかが来た時にする厄除けなんです。」

偵察「厄除け?」

君路の勇者「この地方にある、代表的な厄除け方法さ。
       狩ったモンスターの頭を剥製化して家屋に吊るすんだ。」

衛生「…けっこう悪趣味なことすんだな…」

君路の勇者「襲い来るものに対する警告の意味があるからね、
       こうなりたくなければ近付くな!って。」

偵察「怖ぇ怖ぇ…」

自衛「鰯の頭ってのも間違いじゃなかったな。」

話しながら大蛇の体を乗せ終え、偵察隊はその場を後にした


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