過去ログ - 自衛隊員「異世界に飛ばされちまった………」
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686:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆QTgLSjqNKs[saga sage]
2012/10/31(水) 01:24:24.76 ID:yba+S2wo0
一方 五森の公国、北の砦


砦へと戻ってきた隊員Eは、
ジープに積んだ無線で、陣地と通信している

隊員E「…といったことから、予想以上に弾薬を消費しましたが、
    隊員から死者は出ていません。」

一曹『そうか、ご苦労だったな。弾薬の消費は仕方あるまい。
    燃料と違って多少の余裕はあるしな。』

隊員E「そういえば、燃料探索隊の方はどうなっているんです?」

一曹『そうそう、それなんだ。夕方、無線連絡があってな、
    隣国、月詠湖の王国の端で原油を発見したそうだ。』

隊員E「本当ですか!?」

一曹『ああ、月詠湖の王国の端に原油を汲み上げてる井戸があったそうだ。
    応援の要請を受けて、今、施設部隊の準備をしてる。
    で、その関係で陣地の人数が減るから、正直言うとなるべく早く戻ってきてほしい。』

隊員E「分かりました、明日の夕方にはそちらに帰還できると思います。」

一曹『頼む。』

隊員E「では、切ります。」

通信を終える隊員E

隊員G「なんですって?」

隊員E「燃料探索隊が原油を発見したそうだ。」

隊員G「マジですか!?」

偵察「よく見つけたな、あいつら…」

隊員E「それで、向こうに施設部隊を送るから、我々はなるべく早く帰還しなければならない。
     隊員G三曹。手空きの連中を集めて、できる限りで撤収準備をしておいてくれ。」

隊員B「了解。」


城壁脇


隊員F「…」

不寝番交代のため、城壁へと向う

騎士団兵A「くそ…こいつ、まだ人生はこれからだったっていうのに…」

騎士団兵B「言ってやるな、こいつは騎士として国を守って死んだんだ…」

広場の片隅にもうけられた遺体安置の場から、そんな会話が聞こえてきた
彼らの他にも仲間の死を悼む声が聞こえてくる

隊員F「…チッ」

隊員Fは少しの間その光景を眺めていたが、
やがて、小さな舌打ちをした後、その場を後にした



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