過去ログ - 自衛隊員「異世界に飛ばされちまった………」
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943:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆QTgLSjqNKs[saga sage]
2013/02/01(金) 15:08:53.33 ID:926kWCny0
紅の国 領内


燐美の勇者一行は、次の目的地を目指して風精の町を出発
院生もこちらで揃えた旅人服に身を包み、
燐美たちと話をしながら歩いている

燐美の勇者「多くの勇者が各国から旅立ってるけど、みんな一直線に魔王の本拠地を
       目指してるわけじゃないんだ」

院生「え、どうしてですか?」

燐美の勇者「勇者は皆それなりの理由があって選び出されるけど、それでも魔王の力には到底およばないんだ…
       ボクたちだってこのまま考えなしに挑んでも、
魔王に触れるどころかその配下にさえ勝てないと思う…」

院生「じゃ、じゃあ…」

麗氷の騎士「そのために、私達は各地を旅しているんだ」

院生「?」

燐美の勇者「あのね、言い伝えでは千年前にも魔王軍の侵攻があったらしいんだけど、
その時には、一度封印に成功したそうなんだ」

麗氷の騎士「そして、その時に使われた力が世界中に残されているという話もね」

院生「力…ですか?」

麗氷の騎士「具体的にどういう形で存在しているかは分からないんだ。
       武器かもしれないし、魔道書とか、なんらかの方法を記載した書物かもしれない。
       とにかく、それらが世界各地に封印されているという文献がいくつか残っいるんだ。
そして、その内のいくつかはすでに他国の勇者により発見されたそうだ。
       力を手に入れた彼らは対魔王軍戦線に合流し、戦っている」

院生「そうなんですか?なら、魔王軍も…」

麗氷の騎士「いや、それでも魔王軍は日に日に押し迫ってきている。
       前線の勇者達や各国の軍隊も奮戦しているが…
       魔王軍は強大すぎて、一つや二つ力を集めただけでは駄目なんだ…」

燐美の勇者「もっと大掛かりに捜索できればいいんだけどね〜…」

麗氷の騎士「どこの国も現在は対魔王軍戦線への派兵と、国を守るだけで手一杯だからな…
       だから私達のような少数のパーティーが各国から出されているんだ」

燐美の勇者「魔王や魔王軍との戦いの他に、各地にある力の捜索もボクらの仕事ってわけ」



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