過去ログ - 自衛隊員「異世界に飛ばされちまった………」
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◆QTgLSjqNKs
[saga sage]
2013/02/17(日) 15:55:58.45 ID:DfAB/hoy0
月詠湖の王国領内
星橋の街より数km南
商人C「暗くなって来ちまったな…」
燐美の勇者一行と別れ、風精の町を出発した商人達は
国境を越え、目的地を目指していた
狼娘「星橋の街に寄らなくてもよかったの?」
商人A「食料や物資はまだ十分にあるから大丈夫だ」
商人B「それに今、星橋の街は出入り時の検閲を厳しくしてるらしいからな」
狼娘「なんで?」
商人B「紅の国が妙な感じだってのは昨日から言ってるだろ?
こっち側も薄々感づいて、警戒を強めてるんだろう」
商人A「別に私達にやましい事などないが、時間をとられて
砂道の街での商談に間に合わなくなったら事だ。
今回は割りとギリギリの行程だからな」
狼娘「それもそっか」
商人C「けど、あんまり長いこと夜道を走るのもあれだぜ?」
商人A「分かってる。もう少し走ったらどこか適当なところで夜を…」
商人B「おい、なんだあれ?」
商人Aの言葉を遮り、商人Bが声を上げる
狼娘「何?」
商人B「前だよ、あの光」
商人Bが進行方向の先を示す
進む先には森が見え、その手前に複数の明かりが漂っているのが見えた
商人A「松明…?他のキャラバンがキャンプでも張ってるのか?」
商人B「それにしては半端な場所だな…」
疑問に思いながらも、その場所に近づくべく、名馬車を進める
狼娘「…違う…あれは…」
ある程度近づいた所で、目を凝らしていた狼娘が呟いた
近づく毎にその情景が鮮明に浮かび上がる
一台の馬車がそこに止まっているが、肝心の馬は地面に倒れている
そして明かりの正体は松明を手にした複数の男達だ
男達は馬車に群がり、積荷や馬車の持ち主であろう人間を引きずり降ろしていた
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