過去ログ - 自衛隊員「異世界に飛ばされちまった………」
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983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆QTgLSjqNKs[saga sage]
2013/02/20(水) 11:50:12.01 ID:SELDR0JP0
月詠湖の王国 鍛冶一家の家


鍛冶兄「…ッ!」ブンッ

家の裏手で、鍛冶兄は自分の斧を振り回している

鍛冶兄「ハッ!」

重たい斧をうまく保持し、一振り一振りを最小限の動作でこなしてゆく

鍛冶兄「だぁぁっ!」

最後の一振りの後、斧を地面へと着く鍛冶兄

鍛冶兄「…くそ…これじゃなぁ…」


屋内

鍛冶妹「ふぁぁ…」

鍛冶妹は夜中にあくびをしながら居間に下りてくる

ガチャ

鍛冶兄「はぁぁ…」

そこで裏口から入ってきた鍛冶兄と出くわした

鍛冶妹「あれ?兄貴まだ起きてたの?」

鍛冶兄「ああ…ちょっと体を動かしてた」

鍛冶妹「なんでまたこんな時間に?毎朝やってるのにさ?」

鍛冶兄「…あんなんを見ちまったからな…」

鍛冶兄は斧を立て掛けると、近くの椅子へと腰掛ける

鍛冶兄「あんな力がこの世にあるとはな…」

鍛冶妹「すごかったよね〜…ホント何者なんだろ?
     今日、新しく増えた中には女の子もいたけど」

鍛冶兄「…非力だった」

鍛冶妹「兄貴?」

鍛冶兄「…俺もそれなりに鍛えてたし、戦えるつもりでいた…
     けど今日、彼らの前ではお荷物同然だった…!」

鍛冶妹「そりゃあ…しょうがないって。あんな分けわかんない人たちと比較してもさ。
     それに人によって力なんて違ってくるんだから」

鍛冶兄「お前は魔法が使えるからいいかもしれない。
     でも、俺にはこれしかないんだ!」

鍛冶妹「兄貴…」

鍛冶兄「…すまん、お前に当たるなんてどうかしてるな…」

鍛冶兄は斧を片付けに、隣の部屋へと入っていった

鍛冶妹「真面目なんだから…」



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