6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 18:50:25.49 ID:77u9zbx30
律子「さっ、賛成なわけないでしょう! まだあの娘たちは何もしてないんですよ!?
それなのにクビだなんてひどすぎます!」
P「ひどいかひどくないかはどうでもいいんです。
キャラがかぶって同じ事務所でシェアを食い合うことになる方が深刻な話です。
野菜を育てるには間引きが必要でしょう。ちがいますか?」
律子「あの娘たちは野菜じゃありませんよ!」
P「まったくです。野菜なら水と土とお天道様だけで育ってくれる。
ところがアイドルは息を吸うだけで金がかかるんですよ。
宣材、衣裳、レッスン、手当て、営業、私たちスタッフの人件費と家賃。
1人のアイドルが本来いくら稼いでこないといけないのか、そのあたりわかってますか?」
私は黙り込んだ。
その頃の私はアイドルひとりひとりのコストなんて考えてなかった。
ただ伝票を出せば小鳥さんがお金を月末に払ってくれるものだと思ってた。
何も言い返せなかったから、ただプロデューサーを睨みつけていた。
P「不服ならプランを出してください。とりあえず菊地さんと我那覇さんについて。
あの二人がお互いを食い合わないで、本人たちも納得して売っていけるプランを。
来月のミーティングで私と社長を納得させられなかったらコインを投げてどちらを切るか決めますよ。
社長、それでいいですね?」
社長ならこの失礼な、何か勘違いしているおじさんを黙らせてくれると一瞬だけ期待した。
でも社長はうなずいて立ち上がっただけだった。
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