過去ログ - 上条「安価でエロゲの主人公をやる事になった」イヴェット「その1!!」
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◆yEc0pmN/f.
[saga]
2012/06/10(日) 20:54:37.39 ID:nfpQW4N/0
場所・???・時間・???
「………それで?例のシナリオは予定通り進んでいるのかね?」
「はい、一応は滞りなく。「」様も「問題はない」と申されております」
まるで地獄の底の様に暗く広いそのホールに、まるで閻魔のように厳格な老人の声が響き渡る。
一方、1人ポツンとホールに立ち、それに返答する女性の声はひどく機械的で、まるで生の気が宿っていないのではないかと感じさせるような冷たい物だった。
「「一応は」では困るのだがね?この計画はこの世界の命運を左右するといっても過言ではないのだから」
「そちらが「まあ一応は」この世界の把握者であるからこそ、我々は手を引いたのであって、まだ納得していない輩も多いのです。「必ず」成功させてもらわなくては」
先ほどの声とはまた違う、痩せこけた博士の様な男の声と、高く、いやに鼻につく女の声が響くが、その嫌味たっぷりな2人の言葉にも、その女性は眉一つ動かす事は無かった。
「まあまあ、良いじゃありませんか。何もあの方に罪がある訳でもあるまいし、ましてや事を背負わせるのはその孫だ。不幸な目にはあわせてやりたくないのでしょうなぁ?老翁の気持ちも分からない訳ではありますまい」
さらにそこに割り込むは、たっぷりと肥えた男性のゆったりとした声だが、誰がどう聞いてもその内にあふれる優しさで言葉を紡いだわけではない事は明らかだった。
「ふん、その孫が優秀な人材であるとは限るまいに。聞けばその不思議な力以外は何の変哲も無いただの高校生だと言うではないか。そのガキがこの状況を打破できるかもしれんと言ってもそれは」
「代表M様。それは我々とあの方が決めた「計画」に対する反論と取ってよろしいですか?もしそうでしたらあなたはあの方やここにいる皆様だけでなく「全企業」に対する反論を申されたと言う事になりますが」
今まで必要最低限、いや、それ以下の会話しかしなかったその女性は、まるで決壊したダムのように一気に言葉を紡いだ。
一般的に考えれば大した長さの会話ではないのだが、この女性を知る者にとって、先の言葉は異常に長く感じられる。
「………ふん、なにもそこまで言ってはおるまい。相変わらず察しの悪い奴だ。とてもあの方の従者とは思えんな」
「申し訳ございません」
「まあまあ。何はともかく、事が順調ならば結構ですよ。ではそろそろ時間ですので」
「ええ………では皆様」
「「「「「world−001(この世界に新たなる始まりを)」」」」」
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