過去ログ - 杏子「巻きますか、巻きませんか」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/06/10(日) 22:14:17.62 ID:B9gNyFpU0
真紅「第一に貴女、口調が乱暴すぎるし、何かと小汚いわ。可愛い顔が台無しよ。洗顔の習慣はあって?」
杏子「かわっ……、ふ、ふん。知ったことか」プイッ
真紅「さて、貴女の左手の薬指の指輪に口づけをすれば契約は完了するのだけど」
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2012/06/10(日) 22:14:45.25 ID:B9gNyFpU0
杏子「……で、真紅、つったか。お前からは魔女とも使い魔とも言わない未知の臭いがする」
杏子「あたしはよ、あんたがどこぞの魔法少女の人形を操る能力的な何かではないかと疑っている」
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2012/06/10(日) 22:15:32.51 ID:B9gNyFpU0
杏子「――で、結局言いくるめられて結局契約しちまった……二重契約だ……」
真紅「それにしてもここは汚らしい場所ね。貴女の家へ案内しなさい」
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2012/06/10(日) 22:16:23.20 ID:B9gNyFpU0
真紅「とにかく何とかしなさいよ」
杏子「何とかしろったってないもんはどうしようもねえよ。ここでも雨風はまあ凌げるし」
真紅「魔法ムレス少女」ボソ
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2012/06/10(日) 22:17:27.24 ID:B9gNyFpU0
真紅「紅茶は出るのかしら?」
杏子「あるわけねーだろ。蛇口から水を直飲みだろ」
真紅「はあ……。最悪だわ」
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2012/06/10(日) 22:18:07.85 ID:B9gNyFpU0
杏子「おっ、パイじゃねえか」
真紅「……」
杏子「あっ、いや、こっ、こいつと出会った時パイのお菓子を食ってただけだからな!」
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2012/06/10(日) 22:18:57.93 ID:B9gNyFpU0
真紅「きょっきょきょきょきょ杏子!いいい今すぐ帰りなさい!家に!室内に!屋内にぃぃぃ!」ガッシ
杏子「お、おい落ち着けよ!」
真紅「ねねねね猫はここここの世で最も恐ろしい動物なのなのなのだわだわ!それこそくんくんの敵に抜擢される程……!」パタパタ
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2012/06/10(日) 22:19:25.25 ID:B9gNyFpU0
真紅「……行ったわね?」
杏子「落ち着いたか」
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2012/06/10(日) 22:19:56.50 ID:B9gNyFpU0
杏子「は!?何でここでマミが出てくるん……って知ってるのかよ!」
真紅「知らないわ。指輪で繋がってるから少しだけ考えがわかるのよ」
杏子「んな……ッ!?心を読まれるなんて聞いてねえぞ!」
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2012/06/10(日) 22:20:26.88 ID:B9gNyFpU0
真紅「ほら、私は鞄の中で休んでいるから、着いたら教えなさい」パタム
杏子「えー行くのぉ〜?……めんどい……」
真紅「ほら。小言を言わない。行かないという選択肢はなくてよ」
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2012/06/10(日) 22:20:58.94 ID:B9gNyFpU0
――マミハウス前(見滝原)
杏子「……結局、ついちまったよ」
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