過去ログ - 杏子「巻きますか、巻きませんか」
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304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/11(月) 23:41:05.18 ID:XNk/ZdDc0
――――。
QB「よかった、君に会えて。雪華綺晶の後を追えば会えると思ったよ」
「ようこそ。鏡の世界へ」
QB「早速だけど君は何者だい?」
ラプラスの魔「名前とはモノの本質を示すに至らぬ些細なモノ……ですが、薔薇の少女達からは親しみを持ってラプラスの魔と呼ばれております」
QB「やっぱり君がそうかい。君と僕は似ているらしいから、会ってみたかったんだ」
ラプラスの魔「それは嬉しい。会いたいと思う客人の前に現れないなんて誰ができましょうか」
QB「まずここはどこなんだい。僕は魔女の結界にいたはずなんだ。そのままこんなとこにいた。それはどういうことなんだい」
ラプラスの魔「この世界はnのフィールド。それは、海より深く、海より広い……。この世のどこでもあり、どこでもない」
ラプラスの魔「nのフィールドは偶然にも、魔女の結界と似ている……いや、繋がっているようです。nのフィールドは人の精神と深い関わりがあるともないとも……」
ラプラスの魔「魔女の結界と人の精神……何か似ている。あなたはご存じないでしょうか」
QB「……そうだね。魔女はまだ人の部分があるのかもしれないね」
QB「ところで、僕達は少なくともこの星をこの星の誰より知っているつもりだった。けれど、ローゼンメイデンとは何者だい?彼女達は、ほむらが小さく見える程のイレギュラーだ」
ラプラスの魔「nのフィールドには数えることも諦める程の扉があります。そんな世界のある扉からこの場所に、私達はあなた達の知らない世界からの迷い人……」
ラプラスの魔「あなたはご存じでなかったようでしたが……あなたの世界は私や薔薇乙女達からしても特異に写っております。エッシャーの滝の水流が如く『繰り返して』おりました」
QB「……繰り返す?」
ラプラスの魔「好奇心の旺盛な白薔薇の少女はとの流れに飛び込んで、彼女達は末妹を追って、私は手荷物抱えて彼女達を追い、巻き込まれてしまった」
ラプラスの魔「兎を追う少女が異世界に巻き込まれるのでなく、少女を追って兎が……、ククッ、これではお伽噺とあべこべ……」
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