過去ログ - やすな「ぬいぐるみとナイフとリボンの話」
1- 20
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:23:41.41 ID:sk2r3j6w0
やすな(やっぱりナイフだ、ソーニャちゃんの唇じゃない…残念…)

やすな(そうじゃなくて!集中しないと…!)

やすなは必死で想いをナイフに注ぎ込む、できれば、その先のソーニャまで届く様に

やすな(ソーニャちゃんに危機が迫ったら、このナイフが救ってくれますように…)

やすな(ソーニャちゃん、死なないでね。ずっと無事でいて、私と遊んでね)

やすな(ソーニャちゃん、いつか、いつか、必ず殺し屋から足を洗ってね)

やすな(このナイフが壊れるのはソーニャちゃんが死ぬ時じゃないよ、殺し屋を辞める時だよ)

やすな(私、私…ソーニャちゃんをこんなに心配しているんだから…)

やすな(…ソーニャちゃん……大好き…私、こんな気持ちを抱いたの初めてなんだからね)

シルエットでは直接キスしているようにしか見えない

しかし実際はその間に数ミリの鉄の板をはさんでいる

やすなは、その鉄の板の先に想いを巡らす…

やすな(ソーニャちゃんは…何を考えているんだろう?)

やすな(『このナイフがあるかぎり、私は死なない!』とか…)

やすな(『やすな、私が無事でいる限り、お前と遭いたい』とか…)

やすな(『いつかは、このナイフが要らない世界で生きていきたい』とか…)

やすな(『このナイフが壊れたら潮時だ、殺し屋を辞めよう』とか…)

やすな(『やすな、心配させてすまない』とか…)

やすな(『やすな、お前は私の大切な人だ、もう特別な存在になってしまったんだ』とか…)

ソーニャも、やすなと同じように想いを込めているのだろうか?

しかしやすなにそれを知る術はない

そしてやすなはずっとこの時間が続けばいいなと思っていた

…ナイフの肌から冷たさが消えてきた

…それが自分の体温からなのか、反対側からの体温からなのかは分からない…


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
49Res/70.5 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice