過去ログ - やすな「ぬいぐるみとナイフとリボンの話」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:03:39.44 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ

ソーニャ「おっ、アレは見つかったか?」

やすなが教室に入ると、すでに着席していたソーニャがいつものトーンで聞いてきた

やすな「…やってくれたね、ソーニャちゃん…」

あきらかにテンションダウンしているやすなが返事をする

ソーニャ「私は早く探せとは言ったぞ」

やすな「やっぱりあそこに捨てたんだ!最低!」

ソーニャ「捨てたんだじゃない。隠したんだ」

やすな「同じようなもんだよ!人の物を勝手に捨てるなんて…」

やすな「できないならできないで返してよ!バカッ!」

ソーニャ「誰がバカだ!!」

やすな「ソーニャちゃんのことだよ!」

ソーニャ「なにぃー!?」

シャシャシャッ!

ガスッガスッ!

ソーニャがナイフを投げ、床やら壁やらに突き刺さる

やすな「ほらっ、バカだからすぐ脅かしてどうにかしようとする!」

ソーニャ「なんだとー!」

ジャキッ!

今度はナイフを構えるソーニャ

やすな「謝ってよ!ぴょん助を捨ててごめんなさいって!」

ソーニャ「お前、これ(ナイフ)を見てよくそんな事が言えるな!」

やすな「私は脅しには屈しない!一言謝る事もできない人には引かない!」

やすな「ぴょん助がそうしろと言っているんだぁー!!」

ソーニャ「なにがぴょん助が、だ!そんなに大事なら私に渡すな!」

やすな「大事だからソーニャちゃんに渡してみたのに…あんなことするなんて…」

ソーニャ「あーあー、そうですか、悪かったよ 悪かった悪かった」

やすな「…っ!」

ソーニャ「悪うございました……これで良いんだろ?」

ソーニャのぶっきらぼうな態度にやすなの表情にも怒りが溜まっていく

ソーニャ「分かったなら早く席に着け、授業が始まるぞ」

やすな(ソーニャちゃん、最っ悪っ…!)

ガタッ!ドスン!

わざわざ雑にイスを引いて雑に座るやすな、明確な気分が悪いのアピールである

ソーニャ(ふん、ぬいぐるみ一つに何でそんなに入れこめるんだ)

その日は結局、二人ともそっぽを向いて言葉や顔を全く合せなかった


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