過去ログ - P「つまり、夢の中か」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/12(火) 11:23:06.12 ID:pZ0kk8uso

P「雪歩のイメージカラーは白。清楚で健気、真摯でおとなしく儚げな美少女だ」

P「男はみんな本能的に、君を自分の色に染めたいと思う。
 身も蓋もない言い方だけど、そういう魅力もあるんだから仕方ない」

雪歩「は、はずかしい、です」

 少女は首まで朱を浮かべ、男はそっと目をそらしました。

P「男が苦手という厄介な性格も純粋さを育てのに役だったんだろう。
 だが異物が現れた」
 
雪歩「異物……?」

P「俺だ。口で言われても信じられなかっただろうけど
 こうして夢の中を歩けばわかる」
 
雪歩「プロデューサーはい、異物、なんかじゃ……」

P「屈託なく楽しく笑っていると思い込んでいた。
 でも、やっぱり俺を恐れていたんだね。
 ごく自然と、夢の中まで俺の好みにあつらえようとするほど」

P「でもね、俺の色が混じった雪歩なんて誰も望んでいない。
 だから、失望した男たちは次の仕事を寄越さなくなった。
 もちろん読めなかった俺が悪い。
 君だけは個性を大切に受け入れて、
 技術的なところだけを指摘するべきだった」

 言ってから男は部屋の中を見回しました。
 男の目には、画一的な壁のクリーム色がより鮮明になったように見えました。



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