過去ログ - P「つまり、夢の中か」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/12(火) 11:08:15.42 ID:pZ0kk8uso
 
貴音「面妖な」

P「何が?」

貴音「あのような並木など先ほどまでありましたか?」

P「ああ、なかったよ。
 けれど俺たちには雪歩を探す手がかりが必要だ。
 なら用意してくれるだろう」

貴音「驚かないのですか」

P「呼んだ客を放り出しておくような子じゃない。
 しかしあの先か。遠いね」
 
 男女は雪の中を歩き始めました。
 日の光が照り返り、寒さは感じませんでした。

 近くで見たら、並木の間隔は思った以上にひらけていました。
 松それ自体が巨きく、そのため見誤ったのでした。

 太い幹の列をたどりながら、立ち止まったのは女でした。

貴音「面妖な」

P「今度はどうした?」



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