過去ログ - 垣根「そんな垣根は飛び越えてやる」
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94: ◆VciN2PRcsw[saga]
2012/06/20(水) 01:18:33.65 ID:53CyeT2I0
 明るく、はきはきとした声で名前を呼ばれ、垣根はダルそうに声の下方向へ顔を向けた。
 そこに居たのは、予想を全く裏切らない人物だった。
 お嬢様学校に通う見目麗しい外見の女子中学生、学園都市の頂点であるレベル5の第三位、御坂美琴が小さく手を振って笑顔を向けている。


「よぉ、帰れ」

「会って二秒で帰宅命令を出されるとは思ってなかったわよ。混んでるからさ、私を入れて四人、ここに座らせてね」

「嫌だ」

「みんなー、こっちこっちー」

「聞けよクソメスガキ!」


 垣根の言葉をガン無視で美琴は勝手に話を進める。
 初めて垣根と美琴が出会った一か月前から今まで、二人は数度顔を合わせている。
 二人の関係は『他人以上友人以下』くらいだ、と垣根は思っている。
 最も、美琴はそんな垣根の友人以下と言う評価を軽く覆す程にフレンドリーに接してきているのだが。
 いや、フレンドリーと言うよりも遠慮がない、と言ったほうが的確だ。


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