過去ログ - ほむら「おとぎ話を聴いてもらえますか?」
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2012/06/14(木) 21:26:34.77 ID:ct474AEio
三週間ほど前から、暁美さんは夜毎テレパシーで話しかけてくるようになった。
お互いベッドに寝そべりながら、眠れない時間を埋め合う。
最初は「こんなときばかり当てにしてしまってごめんなさい」とか、
以下略
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2012/06/14(木) 21:27:00.38 ID:ct474AEio
ほむら『この宇宙が生まれるずっと前、この宇宙に良く似た宇宙に、
この地球に良く似た地球があって、わたしたちに良く似た魔法少女たちがいました。』
マミ『……うん。』
以下略
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2012/06/14(木) 21:27:32.08 ID:ct474AEio
ほむら『自分がいずれ魔女になるということを知った魔法少女たちは、
より早く絶望して、自分も魔女になって行きました。
その時は大丈夫でも、いずれ魔女になってしまうという焦りが、
以下略
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2012/06/14(木) 21:27:59.06 ID:ct474AEio
ほむら『でも結局、その友達は死んでしまいます。
少女は魔法を使ってもう一度やり直しました。
けれども今度は友達は魔女になってしまいます。
以下略
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2012/06/14(木) 21:28:26.94 ID:ct474AEio
ほむら『もう何度繰り返したのかもわからなくなってしまいました。
それでも、諦めたら自分が魔女になるだけ。
だから少女は何度も何度も繰り返しやり直しました。』
以下略
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2012/06/14(木) 21:29:03.86 ID:ct474AEio
ほむら『その壮大な願いは、叶いました。
実はその友達には、少女が時間を巻き戻すたび、わたしの分の因果が積もっていたのです。
やり直したと思っていた悲しみや別れは、やり直しても嘘にはならなかったのです。
以下略
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2012/06/14(木) 21:29:56.67 ID:ct474AEio
ほむら『宇宙の歴史は書き換えられて、新しい宇宙が始まりました。
新しい宇宙の新しい地球には、新しい魔法少女とそして、魔獣が居たのでした。
でもその地球には、その友達はいません。』
以下略
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2012/06/14(木) 21:30:22.73 ID:ct474AEio
ほむら『わたし、やっぱり話をするの下手みたいです。』
マミ『そんなことないわ。とても興味深かった。』
ほむら『きゅうべぇには呆れられちゃいましたけど。』
以下略
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2012/06/14(木) 21:30:56.61 ID:ct474AEio
ほむら『巴さん……。』
マミ『あなたが嘘を吐くような人じゃないって、わたし知ってるもの。
……それに、作り話が下手だってことも。』
以下略
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2012/06/14(木) 21:31:28.57 ID:ct474AEio
マミ『暁美さんは、「わたしが信じてくれる」って、わたしを信じてくれたから、
こんな無茶な話をしたんでしょう?』
ほむら『……。』
以下略
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(大阪府)
[sagesaga]
2012/06/14(木) 21:32:02.39 ID:ct474AEio
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マミ「あなた、それ……!!」
三週間前に見せてもらった暁美さんのソウルジェムは、
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