21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/30(土) 12:33:19.43 ID:+kJ271MDO
「わたし」はその光景に思わず息を飲み込んだ。
そして、ルロイ修道師の指サインに目を配る。
ルロイ修道師は両手の小指を絡ませ合いながら、引っ張る仕草をしていた。
それは夜の指合図。
「わたし」は幼い頃にいた、ルロイ修道師の肉欲の砦である「天使園」の事を思い出していた。
ルロイ「どうしました?」
ルロイ修道師の声に「わたし」はハッと我に返った。
気がつけば、ルロイ修道師の股間のジッパーが閉じている。
すべて、「わたし」の幻想だったようだった。
わたし「すいません、幻覚を見ていたようです」
ルロイ「無理もありません。抵抗薬を打ったのですから……」
ルロイ修道師はそう言って、レストランの外に視線を向ける。
ゾンビ「クエーッ! クエーッ!」
外にはこの世の摂理が狂ったとしか思えない地獄絵図が広かっていた。
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