25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/30(土) 17:05:59.36 ID:+kJ271MDO
上川「天使園殺戮部隊計30! 参上しました!」
マシンガンとプロテクターで武装した大人と子供が、バスから走り出て来て整列した。
ルロイ「ふふ、この時を待っていました」
ルロイ修道師はマントを脱ぎ捨てる。
がしゃり、と金属質な音が響いた。
マントに仕込まれた鋼の重りが音を奏でたのだ。
そして、それはルロイの鋼のくさびが解かれた事を意味していた。
ルロイ「聞け、忠勇無双の番犬共!」
上川たち「はっ!」
ルロイ「俺たちの敵は誰だ!」
上川たち「目の前のクソゾンビ共!」
ルロイ「違う! 敵はすべてだ! ゾンビ、政治家、妊婦、親に子供! 死体だろうが市民だろうが動く物は迷わず挽き潰せ!」
上川たち「応ッ!!」
ルロイ「悪い子たちは皆殺しだ!」
人差し指を叩き合わせながらルロイは叫んだ。
こうして、上川たちを載せた殺戮バスは発進する。
街を徘徊するゾンビ、今にも息絶えそうな半ゾンビ、助けを求める生者。
それらすべてをチェーンソーどドリルでミンチに変え、赤い血道を創りながらバスはひた走る。
──世界が終わる、その瞬間まで。
〜 完 〜
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