過去ログ - 日本昔話
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:19:13.27 ID:XNjuTmHDO
それから数日後、旅路も何ら問題なく、住職は地蔵の社に辿り着いた。
住職は地蔵たちに向かって手を合わせ、殿様の代わりに来た事を告げた。

住職「ははぁ〜、こたびは殿様が多忙でして、代わりにワシが来た所存です。どうか、ご容赦ください」

代わりとはいえ、住職は無礼にならぬよう、しっかりと念仏を交えてお祈りをした。
その集中力は凄まじく、昇り始めた太陽が天上に懸かっても念仏は止まなかった。

やがて日が傾き、空が夕暮れに染まり始めた頃になって住職はやっと念仏を止めた。

住職「ふぅ……これだけ祈れば無礼にはなるまい、そろそろ帰るとするか」


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