過去ログ - 植木鉢と小瓶 -SS速報VIP

過去ログ - 植木鉢と小瓶

↓ 1- 覧 板 20

24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/23(土) 18:53:47.08 ID:bVsgDjzDO
蔵人「さ、下りて来るんだ」

幼狐娘「……あう」

幼狐娘が体をずらし、足から下りてくる。

以下略

25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/24(日) 13:51:11.34 ID:2VTU9K5DO
幼狐娘「あ」
蔵人「あ」

幼狐娘の重量がトドメになったのか、蔵人の重みで曲がっていた桜の木の幹との接合部がポキリと他愛なく折れた。

以下略

26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/24(日) 14:08:59.41 ID:2VTU9K5DO
蔵人「つ、つつ……どうなったんだ？」

蔵人がまぶたを上げると、空を覆う満開の桜が視界に入り、ついで慌てて近寄って来る狐娘たちが見えてきた。

狐娘たち「蔵人様ー！　大丈夫ですかー！？」

以下略

27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/25(月) 15:07:01.62 ID:rrxtlSrDO
桜守「折れた枝が満開だったから衝撃を和らげられたじゃと！？　桜が意思を持って助けてくれたじゃと！？
舐めた事を抜かすな！　『一つ桜』を傷つけた大罪人めがッ！」

幼狐娘「ひっ……」

以下略

28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sagae]
2012/06/26(火) 08:15:48.47 ID:gb+iIp/DO
桜守「はうっ！？　摂政様ッ！？」

摂政「うむ、なかなかによい反応だな桜守よ」

声に遅れ、はっと狐娘たちが無言で飛び退き、深々と頭を下げる。

以下略

29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/26(火) 21:00:29.73 ID:gb+iIp/DO
摂政「それで話は戻すが、この騒ぎはいったい何事か？」

桜守「い、いえっ！　こ、これは別に大したことでは！」

バレたら危ないという判断からか、とっさに桜守がお茶を濁そうとする。

以下略

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/26(火) 22:44:42.94 ID:gb+iIp/DO
摂政「それでは、事の顛末(てんまつ)を聞かせてもらおうか？」

狐娘「はい、それは……」

蔵人「待った。それはオレから説明させてくれ」

以下略

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 02:28:13.28 ID:Coitsz7DO
幼狐娘「待ってください！　犯人は私です！」

摂政「うん？　犯人とはどういう事であるか？」

幼狐娘「はい。実は私が桜の枝を……」

以下略

32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 21:34:00.91 ID:Coitsz7DO
～　数分後　～

幼狐娘「……という訳です」

摂政「ふむ、なるほど。よく分かった」

以下略

33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 22:12:17.80 ID:Coitsz7DO
摂政「……」

摂政の目がわずかに細められる。
しかし、桜守はそれに気付かずに言葉を続けた。

以下略

34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 22:48:04.03 ID:Coitsz7DO
桜守「摂政様！　あの者たちもああ言っておりますゆえ、何とぞ処罰を！」

摂政「……はぁ」

摂政は桜守を見ながら、憂いたように嘆息した。

以下略

276Res/280.95 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ