過去ログ - 植木鉢と小瓶 -SS速報VIP

過去ログ - 植木鉢と小瓶

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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 02:28:13.28 ID:Coitsz7DO
幼狐娘「待ってください！　犯人は私です！」

摂政「うん？　犯人とはどういう事であるか？」

幼狐娘「はい。実は私が桜の枝を……」

以下略

32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 21:34:00.91 ID:Coitsz7DO
～　数分後　～

幼狐娘「……という訳です」

摂政「ふむ、なるほど。よく分かった」

以下略

33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 22:12:17.80 ID:Coitsz7DO
摂政「……」

摂政の目がわずかに細められる。
しかし、桜守はそれに気付かずに言葉を続けた。

以下略

34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 22:48:04.03 ID:Coitsz7DO
桜守「摂政様！　あの者たちもああ言っておりますゆえ、何とぞ処罰を！」

摂政「……はぁ」

摂政は桜守を見ながら、憂いたように嘆息した。

以下略

35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 23:10:26.05 ID:Coitsz7DO
桜守「へ？　は、はい！」

摂政の機嫌を損ねぬよう、桜守はあわてて口を閉じる。

摂政「ふぅ」

以下略

36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/27(水) 23:41:27.90 ID:Coitsz7DO
摂政「桜守という役目は桜の木に関するあらゆる事象の責任を負う、それは貴様も知っておるだろう」

桜守「し、しかし」

摂政「口を閉じよ！　煩わしい！」

以下略

37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/28(木) 01:49:23.42 ID:beNvUVUDO
～　夕方・桜守の屋敷　～

お手伝い「それでは、失礼します」

蔵人「……ああ、いきなりですまない」

以下略

38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/28(木) 07:55:53.97 ID:beNvUVUDO
蔵人「おーい、桜守」

返事はない。
蔵人はやれやれと首を振り、玄関にて草履を脱いで薄暗い廊下に一歩を踏み出す。
縁側から入り込む陽光に照らされて茜色に染まった家の中は、しかし日暮れの陰影も色濃く表れ、物音一つ聞こえないさまはどこか物悲しい。

以下略

39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/29(金) 08:11:56.83 ID:2O78h/XDO
蔵人「おーい、桜守」

桜守「……なんじゃ、疫病神めが」

蔵人「……随分な言い草だな、おい」

以下略

40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/30(土) 21:27:11.34 ID:+kJ271MDO
蔵人「……っ！」

桜守「貴様の企みは分かっておるぞ！　この疫病神め！」

蔵人「へ？　企み？」

以下略

41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/06/30(土) 22:30:41.80 ID:+kJ271MDO
～　村の西側・湖　～

蔵人「はぁ……」

蔵人は湖のほとりに座り、ぼんやりと水面を眺めていた。

以下略

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