過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ

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14: ◆Rf40X2USO7Yr[saga]
2012/06/16(土) 12:25:11.71 ID:pv1fJubAO
　複雑な構造をしている研究所の建物を出て、まだ人工照明が灯って間もない居住ドームの夕暮れの道を、アタシは敷地の外に向かって歩いて行った。頭の中はまだ、さっきQBとしていた話のことでごちゃごちゃしていた。魔女―つまり、あの化け物と戦う？アタシが？それがいったいどういう意味を持つことなのか、自分でもよく分からなかった。

「おーい！」

　突然、背後から大きな声が聞こえてきた。全体として静かな研究環境が保たれているらしいこの研究所の構内では、その声はよく響いた。自分が呼び止められているのだと気がつかなくても、アタシは振り返って、誰がそんな大声をあげているのか見てみたかもしれない。

「おーい、そこの新入り！」

　何となく馬鹿にされたような気がして、アタシは声の主を眼で探してみた。アタシを新入り呼ばわりしたのは、左手にある研究所の中でもやや小さな建物から出てきた少女みたいだった。年の頃はアタシと同じくらいだろうか、背が高くて髪は短く、活発そうな身のこなしと、生き生きした眼の光が印象的だった。

「うん、あんた、新入りだね？どこからどう見ても新入りだ。そんな右も左も分からないアナタに、このサヤカちゃんがいろいろと教えてあげよう！」

「はあ？」

　相手が同じ年頃の少女ということもあって、さっきの会見とは打って変わって、アタシも口が軽くなっていた。とっさに、初対面の相手には失礼なくらい無遠慮な調子で、何を言ってきたのか聞き返そうとしてしまった。サヤカと名乗った少女はそんなアタシの不審を知ってか知らずか、自分のペースで話を進めようとしてきた。

「いいっていいって。あたしもここの研究素体？とか、そういうのなの。この後、時間ある？よかったらどこかでちょっと話していかない？」

　アタシは一瞬、答えるのをためらった。実を言えば、今日は夜には地元に帰っておきたい。魔女とかいう化け物の出現で怪我を負わされたツレの様子が気になるし、魔女について調べてみたいことがある。だが、この子の話を聞いてみるのも、それはそれで大事なことのような気がする―

　自由安価・キョウコ台詞

　何と答える？

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