過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ

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33: ◆Rf40X2USO7Yr[saga]
2012/06/16(土) 22:19:11.75 ID:pv1fJubAO
「アタシの祈りなんかがどれだけ通じるのかは分からないけど、それはよかったよ。じゃあ会いに行かせてもらうよ、ありがとう」

　顔見知りの修道女にそう言って、アタシはまっすぐに療養施設の入り口左手にあるエレベーターに向かった。この「教会」は不思議なところで、未だ構内のそこかしこには、階を徒歩で移動するための石段や梯子が設けられていた。なんでも聞いたところでは、宗教建築の伝統に沿って造られているんだそうだ。だが、手足を怪我した者や、そうでなくても身体の構造が違う異種族が運び込まれた時には不都合の多いこの療養施設にには、階段のたぐいは何も設けられていなかった。

　これから会いに行くアタシのツレ、ユマが世話になっているいつもの階層でエレベーターが止まると、アタシはユマの病室に向かう移動廊下に脚を預けた。すぐに目当てのドアの前で廊下がいったん止まり、アタシはドアをノックして来訪を告げた。

「ユマ、入るよ？」

「キョウコー？待ってたー！」

　待ちわびていたらしく、嬉しそうにはしゃぐ声がドアの中から響いてきた。ここの療養施設は一般の病院と違って、規則にはそれほどうるさいほうじゃない。よほど重体の患者以外なら、面会時間も基本的に自由だし、少し声を上げて話していたところで、叱られるということもなかった。

　そうは言っても、アタシは中に入ってから一応、怪我をした自分のツレをたしなめずにはいられなかった。

「ユマ、あんまり騒ぐんじゃない。もう夜だぞ？」

　ユマは癖のある短い髪に、小柄な身体をした、アタシより幾つか年下の少女だった。その歳で辛い思いをしてきたせいか、何かと寂しがりで、アタシによくなついていた。

「だって、キョウコが遅いんだもん。どうかしたの？」

　アタシは―

　何と答える？

　自由安価・キョウコのユマに対する台詞

　このレスから下２

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