過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ

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4: ◆Rf40X2USO7Yr[saga]
2012/06/16(土) 06:13:18.75 ID:pv1fJubAO

　アタシはベッドの脇に脱いでおいたブーツに脚を突っ込むと、何とはなしにスクリーンに近寄ってみた。声の主に姿を見せるつもりがない以上、特にそのことに意味があるわけじゃなかった。それにどっちにしても、相手がスクリーンの向こう側にいるわけでもない。アタシがスクリーンの前に行ってみたのは、たぶん習慣と、部屋の音響効果が声をそちらから聞こえるように思わせていたせいだろう。

「よかったら、君も僕をそう呼んでくれるといい」

　声の主の話が続いていた。その時アタシは突然、声の主が人間―つまり人類ではないんじゃないかということに思い当たった。人類が宇宙に出て、様々な文明と生命の形を持つ異種族と関わるようになってから、もう数百年もの時間が経つと、以前読んだ本に書いてあった。アタシも地元では、人間以外の種族になる生き物を何体も見たことがあった。

　声の主が人間じゃないとすれば、わざわざこうしてスクリーン越しに、姿を隠して話をしようとするのも説明がつく。この星、ユユラヤの居住ドームには人間以外にも数種類の知的生命体が一緒に暮らしているそうだが、異種族の間では互いへの偏見からいさかいが起こることも珍しくなかった。声の主は人間のアタシの反感を買わないように、こういう形で話をしようとしているんだろうか？

「キョウコ、君はこのプロジェクトのことをどこまで理解しているのかな？ここに連れて来られる時に、研究員から話は聞いたと思うけれど、確認しておきたいんだ」

　声の主の質問でアタシは我に返った。顔色が悪く背の高い人間の研究員から聞いた話を思い出しながら、アタシは答えた。

「ええと、QB、だったか。よろしくな。それと…」

キョウコ選択肢安価

１、研究員の話を思い出してみる
２、面倒だから説明はQBに丸投げだ

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