過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ

↓ 1- 覧 板 20

401: ◆Rf40X2USO7Yr[saga]
2012/06/26(火) 08:53:03.50 ID:ga9tvEdAO
［サクラ・シティ～四日目から六日目］

　QBに口止めこそされなかったものの、訓練を受けることになった事情についてはなるべく口外しないでほしいと宇宙うさぎには言い置いて、アタシはその足でユマのいる療養施設に向かった。

　納得はしてくれないかもしれないが、ユマを預けて行くというのが、アタシのとった選択なのだ。言えるだけのことは、アタシの口から言ってやらないといけない。

　ユマはアタシが覚悟してたよりはずっと素直に、アタシの話に耳を傾けてくれた。昨夜一度話をして、不安を拭い去ってやったのが大きかったのだろう。それでも、宇宙うさぎの所で帰りを待っていてくれないか、とアタシが話を結ぶと、こっちをじっと見上げて聞いてきた。

「キョウコ、絶対に戻って来てくれるよね？また一緒に、書庫で暮らせるよね？」

「ああ、もちろんだ」

　アタシが安心させるようにそう言って、頭を撫でてやると、ユマは顔をくしゃくしゃにして、確かめるように繰り返した。

「ほんと、絶対だからね！…」

　それからアタシは、礼拝堂の遠距離通信で研究所を呼び出し、訓練を受けることにしたというアタシの意思を伝えた。すぐに宿舎にアタシ用の一室が用意してもらえるとのことだった。

「到着の翌日には、もう訓練のカリキュラムが始まるから、大変とは思うが、しっかりやってくれ」

　研究所の男がそうしめくくるのを聞いて、アタシは遠距離通信のシートを離れ、リスポスに行くための準備にとりかかった。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/395.14 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ