過去ログ - 魔王「おれと手を組め」魔法使い「断る」
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[saga]
2012/06/16(土) 23:15:23.56 ID:QO5XfWZAO
――魔王城
魔王「側近はいるか」
側近「は、ここに」
魔王「人間の町に降りる。お前も来い」
側近「畏まりました。しかし、なぜ人間の町へ?」
魔王「ああ。ついさっき面白いことを聞いてな」
側近「面白いこと、ですか?」
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[saga]
2012/06/16(土) 23:16:27.50 ID:QO5XfWZAO
魔王「勇者が殺されたらしい」
以下略
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:16:53.05 ID:QO5XfWZAO
――人間界、宿場町
魔法使い「……もう夕方か」
魔法使い(朝からずっと走り回っていたんだな…)
以下略
4
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:17:56.33 ID:QO5XfWZAO
僧侶「わたし、まだ信じられません…。何故、勇者さまが…」
魔法使い「だな…」
魔法使い(宿近くの裏路地であんなにあっさりと……)
以下略
5
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:18:54.79 ID:QO5XfWZAO
剣士「それに、見ただろ?あの勇者の身体をさ」
僧侶「う、うう…」
魔法使い「おい、剣士。少しは気を使え」
以下略
6
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:19:46.79 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「ふむ…つまり私たちは倒すに値しないと判断されたわけか」
僧侶「そんな!」
騎士「命拾いしたってやつだが…くそ、胸くそ悪いな」
以下略
7
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:20:13.06 ID:QO5XfWZAO
剣士「そうだな…虚勢張ってバテても格好悪い」
僧侶「戻って、情報交換しましょうか」
剣士「だな」
以下略
8
:
1
[saga]
2012/06/16(土) 23:20:53.08 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「いや…少し気がかりなことが出来た。先に戻っていてくれないか」
僧侶「は、はぁ…分かりました」
剣士「いつ戻る?」
以下略
9
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:21:36.21 ID:QO5XfWZAO
僧侶「ぜ、全滅……」
魔法使い「まあ大丈夫だろう。僧侶を頼むぞ」
剣士「はいはい。僧侶には馬鹿みたいに優しいな」
以下略
10
:
1
[saga]
2012/06/16(土) 23:22:31.47 ID:QO5XfWZAO
僧侶「魔法使いさんは、何か他に考えが…?」
魔法使い「いや。まあなんだ、話し合いは後にしよう」
剣士「おう」
以下略
11
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:24:21.01 ID:QO5XfWZAO
――町外れの森
魔法使い「……」
魔法使い(確かここらへんから弱めとは言え、魔力を感じたが……)
以下略
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:26:16.08 ID:QO5XfWZAO
青年「おい、そこ」
魔法使い「……!?」ビク
青年「覗き見などと趣味が悪いな」
以下略
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:28:05.76 ID:QO5XfWZAO
青年「どうした?おれはただ疑問を口に出しただけだ」
魔法使い「……まさか見破られるとは。高度技術を持った魔法使用者、でしょうか」
魔法使い(魔力を抑えてることなんて師匠以外には見破られなかったのに…)
以下略
14
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:28:55.02 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「!?」
青年「やはり話し合いをするには似ている系統同士がいいと思ってな」
魔法使い「似ている、だと?」
以下略
15
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:32:32.54 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「……」
青年「とはいっても、いつまでも黙っているのは性格は悪いな」ブォン
魔法使い(動作と詠唱無しに結界を!?)
以下略
16
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:33:25.62 ID:QO5XfWZAO
魔法使い(どうして気づけなかった――鷹から魔力が感じられる点で不自然だろう!)
魔法使い(不味い…私ごときが魔王になど勝てるわけもない)
魔法使い(ならばこの異変を他に伝えるしか…)ポゥ…
以下略
17
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1
[saga]
2012/06/16(土) 23:34:00.29 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「……」
魔法使い「魔物だろう。あなた直属のな」
魔王「本気でそう思ってるのか、魔法使い」
以下略
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[saga]
2012/06/16(土) 23:34:46.88 ID:QO5XfWZAO
魔法使い「全ての魔物は、微弱とはいえ魔力持ちだ」
魔法使い「魔力の痕を完全に消し去ることは私ですら不可能だ」
魔王「そうだな」
以下略
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[saga]
2012/06/16(土) 23:35:31.44 ID:QO5XfWZAO
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[saga]
2012/06/16(土) 23:37:56.30 ID:QO5XfWZAO
魔王「ほう?剣無しとは?」
魔法使い「私が見たかぎり、勇者は剣を非常に大切にしていた」
魔法使い「見知らぬ人間に呼ばれても手放して行くとは考えられない」
以下略
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:
1
[saga]
2012/06/16(土) 23:38:30.21 ID:QO5XfWZAO
魔王「ふむ。では魔法使い、お前は犯人を見つけたいか?」
魔法使い「もちろんだ」
魔王「勇者のために?」
以下略
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