過去ログ - 魔王「おれと手を組め」魔法使い「断る」
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649:1[saga]
2012/08/13(月) 20:49:33.50 ID:hBHyrh3AO
側近「なんでお前がいる!?」

蝙蝠「ツイテキタ!」

側近「元々住んでいたところはどうした!」
以下略



650:1[saga]
2012/08/13(月) 20:55:37.38 ID:hBHyrh3AO
側近「はぁ……まあお前さんはスペースもとらないし、居てもいいとは思うが」

蝙蝠「ヤッタ!」

側近「ちゃんと挨拶はしていけよ。友好を築きたいなら」
以下略



651:1[saga]
2012/08/13(月) 21:01:59.51 ID:hBHyrh3AO
蝙蝠「トコロデサ」

側近「ん?」

蝙蝠「30ネングライマエニ、センソウアッタンデショ?」
以下略



652:1[saga]
2012/08/13(月) 21:02:26.87 ID:hBHyrh3AO
蝙蝠「オジイチャンノ、ムカシバナシ!」

側近「食われたいのか」


653:1[saga]
2012/08/13(月) 22:15:45.39 ID:hBHyrh3AO
 実を言うと戦争が起きた直接的な理由は分からない。
 だが当時、きっかけはなんでも良かったのだろう。
 今以上に人間と魔物の溝が深かったのは確かだったから。

 人間は『勇者』がなかなか現れないことに焦りを感じていたし、
以下略



654:1[saga]
2012/08/13(月) 22:24:12.34 ID:hBHyrh3AO
 前代魔王さまも、人間の前代の王もなんとか争いを止めるよう努力したが……

 え、ああ、違う。
 国あげての戦争じゃない。勝手に始まったんだよ。
 人間側は『救世主』とかって奴が率いて、魔物側は戦が好きな種族が率いた。
以下略



655:1[saga]
2012/08/13(月) 22:37:01.38 ID:hBHyrh3AO
 蝙蝠一族も大変だっただろうな。
 静かな日々を望んでいたのに夜の偵察に遣わされたりして。

 で、戦争は唐突に始まったのと同じように唐突に終わった。
 まあ終わりの方じゃどちらも戦力足りなかったし、長くは続かなかったかもな。
以下略



656:1[saga]
2012/08/13(月) 22:50:42.89 ID:hBHyrh3AO
 遠くから見ていたが凄まじかった。
 というか巻き添えを食らいかけた。

 両者あわせて二百万。
 ――その大半が死亡した。即死に近い。
以下略



657:1[saga]
2012/08/13(月) 23:00:28.94 ID:hBHyrh3AO
 ――知っていたのか。
 唯一の生き残りが小娘だ。純血は絶えた。

 小娘もわりとすごい暴走したらしいけどな。
 前前代魔王さまがそんなことを言っていた。止めるのに苦労したらしい。
以下略



658:1[saga]
2012/08/13(月) 23:08:22.42 ID:hBHyrh3AO
蝙蝠「ウマクマトメタネ!」

側近「自分らしくないことを言った気がした」

蝙蝠「ソンナコトアッタンダネ。マオウサマ」
以下略



659:1[saga]
2012/08/13(月) 23:09:14.22 ID:hBHyrh3AO
閑話 了

耳だれが痒い


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