19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:32:41.78 ID:qU7e1ms80
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チュンチュン
小鳥「チュンチュン」
目を開ける
見慣れない天井
カーテンの隙間と下の方からひらひら漏れる日射し
憂「・・・」ムクッ
隣に敷かれた布団では律さんが寝息をたてている
実を言うともっとガーガーいびきを出したり歯軋りしそうなイメージだったけど
そんなことはなく静かにスースー寝ていた
律「すやー」
常に元気で明るく、愛想を振りまく律さん
同じ愛想でもお姉ちゃんとは違う
お姉ちゃんが心を癒して安らぎを与える愛想なら
律さんは心を励まして刺激を与える愛想
無邪気であることに変わりはないが
無防備な寝顔はいつもより一層幼く見えた
律「すやー」
私はそっとお凸の左側で結われた前髪に手を伸ばす
旅館の安物だから耐久がしょっぱいのか寝返りを打ったことでなのか
ヘアゴムは簡単にスルスルと抜けた
憂「おはよーございまーす・・・」
長い前髪が片目にかかってしまった
けどこれはこれでなかなか
憂「可愛い・・・」
憂は起きないようにこっそり律の布団をかけ直し、
静かに自分の布団を畳んだ
憂「ゆっくり寝てくださいね」
よく見たら
カツオくんと中島くんの姿がない
が、
襖側、洗面所からドライヤーの音が聞こえる
中島「キャオwwwwwwww」ゴオオー
憂「おはよー」
中島「おはようございます憂さん、よく眠れましたか」ゴゴオー
憂「うん、髪セットしてるの?」
中島「はい、でも据え置きの整髪料があまり良くなくて」ゴオオオー
憂「二時間セットだっけ?」
中島「四時間です」ゴゴオー
憂「大変だね、ちょっと顔洗ってもいいかな?」
中島「どうぞ」ボオオー
憂「ごめんね」
中島「いえいえ」
ジャブジャブジャブ
憂「んー気持ちいい」
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