93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 12:40:43.96 ID:qU7e1ms80
律は口に運ぼうとせず、ただ眺めていた
憂もその様子をじっと見ている
律憂「あ」
慣れない気温に本来の強度を失ったガリガリくんは、
自らの重さに耐え切れず
支柱となる木の棒から体を切り離し、落ちた
形が崩れて小さい氷の山が出来る
もったいないとは思わなかった
真夏の炎天下
ソーダ味の色鮮やかなブルーマウンテンは
なかなかの清涼感を与えてくれている気がしたから
人工物ではあれども、
これこそ風物の極みであると
律は感じた
第三部:完
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