過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/06/18(月) 20:18:48.84 ID:/81dLi6S0
上条「……BL本」
フィアンマ「……、…何の略語なのかさっぱりわからんのだが」
上条「えー、と…ボーイズラブの頭文字を取ってBL」
フィアンマ「つまり、男性同士の恋愛模様を描いた小説もしくは漫画本ということか」
上条「あぁ、そうだよ」
恐るべき速さで縫いあげた為、出来あがったふんどしを上条の膝の上に乗せ、糸くず等のゴミを捨てた後、フィアンマは本棚を探る。
別段、上条当麻は所謂『腐男子』という訳ではない。
BLという言葉を自分の意思で発したのも初めてだし、知識も青髪ピアスから聞いただけのものだ。
にも関わらず何故このような発言をしたかというと、フィアンマに自分の事を諦めてもらうために他ならない。
あからさまな敵意を向ければ殺されるだろうし、かといって好意的に接し過ぎてもより強く拘束されるだろうと予測出来る。
故に、嫌われるのではなく、変態的発言をする事で引いてもらおう…という魂胆だったのだが、残念ながら、右方のフィアンマは上条に対して心が広過ぎた。
まさかないだろう、という上条の予測を裏切り、フィアンマはブックカバー(白色)のかかった本を差し出し、上条当麻の左手の拘束のみを解いた。
嘘だろ、と背筋に(悪い意味で)ゾクゾクとした感覚を嫌という程味わいながら、上条はフィアンマを見上げる。
フィアンマは肩をすくめ、気分を害した様子は無い。
フィアンマ「俺様の使役していた女…まぁ、ロシア成教から借りた魔術師からもらったものだが、内容としてはお前が望んだものだと思うぞ」
上条「…あり、がとう?」
フィアンマ「気にするな。正直俺様はそんな物要らんからな、何ならやるぞ」
ゆったりとした様子で言葉を紡ぎ、フィアンマは再びベッドへと腰かける。
そのまま上体を倒して中途半端にベッドへ横たわる姿に、警戒や敵意というものは感じ取れない。
少なくとも、上条に対しては。
引かれる作戦は失敗か、と思いつつも、我慢して上条は本を開く。
左手の拘束は解かれたが、これだけでは足掻けない。まだ逃げるには道のりは遠い。
こんな事をしている場合じゃないのに、と思いつつも、上条は本を読み始めた。
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