過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/06/18(月) 20:46:42.93 ID:/81dLi6S0
『
青髪ピアスの、そのあだ名に沿った青青しい髪を、元春はそっと撫でる。
青髪ピアスはほんの少し身じろいだ後、ふふ、と小さく笑った。
「カミやんには言えへんなあ、こないな事してるやなんて」
「とか何とか言ってカミやんを引きずりこみたいんじゃないかにゃー?」
「そんな事ないでー? 多分なぁ」
「多分って付ける時点で信憑性ゼロですたい」
「手厳しいわぁ」
情事の跡を艶めかしく残すベッドシーツを取り替える事もせず、二人の高校生は向かい合っていやらしい笑みを浮かべた。
悪友同士の悪ふざけから始まった関係はいつしか泥沼と化し、抜け出せないままで。
ゲームセンターに行くのだと上条に嘘を吐き、こうして安っぽいラブホテルなんぞで身体を重ねる。
そんな非日常もいつしか単調な日常の一部として組み込まれ、二人は新たな獲物に目をつける事にしたの』
パタン、と勢い良く本を閉じる上条に、何事かと首を傾げながらフィアンマは起き上がる。
フィアンマ「どうかしたか?」
上条「……、…返す」
フィアンマ「? そうか」
この短時間で読みきったのだろうか、と疑問に思いつつもさほど突っ込まず、フィアンマは本を受け取って本棚にしまいこむ。
恐ろしい物を見てしまった、と顔面蒼白な上条の額に、フィアンマの右手が触れた。
上条を此処に閉じ込め拘束している張本人とは思えない程の優しい手つきだ。
フィアンマ「大丈夫か?」
上条「…、…あぁ、うん」
世の中には吊り橋効果、ストックホルム症候群などという言葉がある。
人間という生き物は恐怖や痛みに弱く、本能的にどうにかして逃避しようとするものだ。
上条当麻も類に漏れず、ほんの少しだけだが、フィアンマへの敵意が減りつつある。
これではいけない、と唇を噛む上条に何を思ったのか、フィアンマは思いだしたといった様子で問いかけを口にする。
フィアンマ「そろそろ夕飯…といっても空の色は俺様が変化させたが故にずっと夜だが…夕飯は、何が食べたい?」
上条「…」
上条はしばし黙りこんだ後、答える事にした。
何を食べたい、と答える?>>+2
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