過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/06/18(月) 21:43:46.12 ID:/81dLi6S0
上条「このオムライスは出来損ないだ。俺が本物のオムライスを作ってやろう。庶民のな!」
キリッとした表情で言い、上条はフィアンマの様子を窺う。
意外にもフィアンマは機嫌を悪くした様子は無く、残念そうな笑みを見せて首を横に振る。
フィアンマ「非常に残念且つ食べたいところだが、断っておこう。今解放したらお前は俺様の下から逃げてしまう」
図星を言い当てられ顔色が変わる上条の頬を愛おしそうに撫でて、フィアンマはくすりと笑う。
そこに嘲りの意図は無い。好意は溢れんばかりに籠められている。
しかし、殺気にも似た威圧感を放ちながら、フィアンマはにこにこと微笑みを浮かべた。
フィアンマ「怒っても良い場面だが、俺様は赦すよ。お前が俺様を好きになるまで、気長に待つつもりなのだから。お前は俺様を好きになる義務がある。まぁ、義務など無くとも運命付けられているのだから、自然とそうなるという方が正しいか。大丈夫だよ、上条当麻。俺様は辛抱強い方だからな。どんなに逃げたいと望んでも逃がしてはやらんし、そこについては譲歩するつもりはない。しかし、代わりといってはなんだが、なるべくお前の我儘を聞いてやるつもりではいるよ。俺様はお前の為に何でもしてやれる。黄金の山を用意する事も、世界を滅ぼす事でさえ躊躇はしない。お前は今までの上体が普通だと思いこまされていたようだが、そんな事は無い。むしろ、今の方が自然な、あるべき状態なんだ。安心しろ、お前が俺様を心の底から愛するようになったその時にはこんな拘束などしない。何を怖がっているんだ? 俺様はこんなにも優しいじゃないか。お前を傷つける人間は全員殺してやろう。もう不幸だなどと言わせはしない。不運なんて真っ平だったろう? 何があっても俺様だけはお前を裏切らないよ。嘘を吐いて引き寄せた事は謝るが、それも過去の事、どうか許してくれ。俺様はこの何百年もの間ずっとずっとずっと気の遠くなる程長い年月お前が産まれ、此処に来てくれるまで待っていたんだ。お前を産んだ母親や育んだ父親には劣るかもしれないが、それ以外の人間よりもはるかに、否、世界で三番目にお前を愛していると自負しているよ。俺様だけがお前を救ってやれる。それだけの力があるのだから。何も心配しなくていい、お前はただ此処に座って、俺様と話したり食事をしてくれていればそれだけで構わない、今はこれ以上何か求めるつもりはない。だから、あまり俺様を困らせてくれるなよ? あまりにも逃げようとした場合、うっかり四肢を切り落としてしまう恐れがあるからな。あぁ、恐怖と緊張に怯えているのか? 俺様は何もしないよ。お前が俺様を拒絶しない限り、酷い事は何もしない。勿論、この生活の中でお前の心が壊れてしまっても、ちゃんと、傍に居る」
上条「……、…」
金の瞳を何か得体のしれない情念で輝かせながらフィアンマはそう言った後、笑顔のまま、威圧感を霧散させて上条の口元にオムライスを運ぶ。
上条は何か心の奥底までを恐怖で揺さぶられながらも、ゆっくりと咀嚼していく。
フィアンマ「食後に紅茶を淹れようと思うのだが、香り等に希望はあるか?」
上条「
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