過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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824: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/07/02(月) 09:03:43.68 ID:6RjaLWbAO
>>822様 お早うございます》


上条「……、…大丈夫だ…大丈夫だよ、だから安心しろ…」

頬をしばらく触り、しっかりと抱きしめ直しながら出来る限り優しい声を、眠りの内へ届くようそっと囁き、上条はフィアンマの背中をさする。

フィアンマ「…俺様は、…もう…当麻、本人が…好き、なんだ…」

上条「……」

妹さんに謝罪をしているのだろうか、と上条は思う。
"『幻想殺し』を持っている(妹の生まれ変わりの可能性がある)人間"だから愛しているのではなく、"『幻想殺し』の有無すら関係無い上条当麻という一人の人間"として今は愛してくれているのなら上条にとっては嬉しいものの、フィアンマにとっては妹への裏切りに等しいのかもしれない。
『幻想殺し』は移動する能力のようなものだったが、上条の身体へ定着する事が成功した以上、『幻想殺し』のある事が妹の生まれ変わりだという確証には、最早成り得なかった。
悪い言い方をすれば、『加工』出来るものは絶対の証明にはならない。
それでも、上条と触れ合い、笑い合い、分かり合い、フィアンマ一個人として、上条当麻を好きになってしまった。

上条「…例え妹さんが蘇ったとしても、俺はフィアンマを渡さない」

低い声で宣言し、上条はフィアンマの首筋を撫でる。
上条当麻も、フィアンマを心から愛している。
愛とは、優しさと思いやりを伴った強い執着だ。


上条「絶対に渡さない」

再度言い、上条はフィアンマの身体を拭くなどの介抱を始めるのだった。


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