過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/07/02(月) 21:38:25.87 ID:LlNBrHu/0
佐天「違うな。…こいつは私の気まぐれで偶々捕まえた…一時身体を借りているだけだ。本当の私は別にいる。……ではな」
『人払い』の術式を構成するための魔術的記号を地面に刻み、一般人を遠ざけた上での問いかけにつまらなそうな表情を浮かべ、佐天はそう答えてその場にばたりと倒れる。
上条は特に悩みもせず佐天の身体を支えた。
完全に気を失っているのか、ぴくりとも動かない。
幸いにして脈拍は正常そのもので、生きてはいるようだ。
上条(『本当の私は別に居る』。…俺の質問に対してそう答えたんだから、アレイスターって事で合ってるんだろう。…俺一人で良かった)
ちらり、と先程地面に置いたゲーム等などを見遣る。
ホラーゲームやらアドベンチャーのソフト、据え置きのハード…それらもろもろが一つに入った紙袋は…不幸にも、落雷の影響を受けただの炭と化していた。一応中を覗いても見たが、真っ黒で。やはり、炭。
佐天が取り落としたナイフを拾い上げ、のろのろと警備員の居る詰め所へ向かいながら、上条は呟いた。
上条「…不幸だ」
自分の命を狙われた事ではなく、ゲームが自分の不手際で真っ黒になってしまった事に対してそのコメントが出るのだから、上条はやはりどこかおかしいのだろう。誰も気づかないし、気付けないのだが。
再度落雷を落とす事で魔術記号をぐしゃぐしゃに消し、只の焦げ跡とした後、佐天を『道端で倒れていたんです』と詰め所へ送り届け。
自宅に到着した上条は深く深く落ち込みながら結界用の魔術記号を消しゴムで消した。
フィアンマはだいぶ本調子らしく、立ちあがって上条の様子を窺ってくる。
フィアンマ「『ゲーム』とやらはどうした」
上条「色々あってお釈迦になりました。ご冥福をお祈りしてあげてください。上条さんの心もお陀仏です」
フィアンマ「意味が分からんな。先程落雷が不自然に数度見えたが、お前によるものか。襲撃にでも遭ったか?」
上条「……
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