過去ログ - 上条「ヤンデレなフィアンマを安価で説得して逃げたい」
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956: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/07/03(火) 00:42:46.86 ID:cU7nQv+20

エイワス「同じ絶望を想像すればいい」

上条「フィアンマの絶望、か」

人なんて信じない、嫌いだ。
善意は全て仮面で、付け焼刃で、どうしようもない生き物、それが人間。
そう語ったフィアンマにとっての絶望は、あまりにも多くて、うまく想像出来ない。
きっと、妹さんが虐げられている夢だろう、くらいにしか、曖昧にしか、推測出来ない。

上条(…俺、…フィアンマの事、全然知らないん、だ)

そして、ふと思ってしまう。考えてしまった。
こんなにもフィアンマを愛しているのは何故だろう?
本当に心の底から愛しているのなら、本物かどうかは別として、ここにフィアンマが居るのではないか?
どうして居ないのか。
答えは簡単だ。
心底奥底深層心理の部分では、フィアンマを愛して、いないから。

上条「あ…嘘、だろ。だって、俺は、」

フィアンマの為に、こんな『身体』にした、あの痛みに耐えた。
フィアンマと一緒に居て楽しいと感じる。幸せだとも。
でも、フィアンマはそもそも自分を監禁して、脚を切り落としたような人間なのに?

考えてはいけない。いけないのに。

もう、フィアンマの世界を、絶望を想像するどころではなかった。
心の中が、真っ黒な悪意で満たされる。
どうして、俺はあんなヤツを愛したのか。
どうして。

そんな上条の様子を見て、エイワスは悲しそうに微笑んで、呟いた。

エイワス「だから、彼女の事は忘れろと告げたのだが…」






上条はどうする?>>+2


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