過去ログ - 真「ここは……」やよい「……どこですかぁ?」
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107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[saga]
2012/10/03(水) 20:35:33.76 ID:W6Dfpu+AO
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あともう少しで、先程の路地に戻る。
ショッキングな光景がそこに広がっていることを覚悟して真は走り続けた。
リモコンの地図で確認した経路を思い出しながら目的地を目指す。
ここまでは幸運なことに一度もキリン星人に遭遇していない。

(よし、次の角で……)

そして見覚えのある角を曲がり、キリン星人に囲まれた路地に出る。

そこで真は思わず立ち止まった。
そこに広がっている光景は先程よりも更に酷くなっていたからだ。

路地のほとんどは黄緑色の血液でべったりと彩られており、道や塀の上、住宅の屋根の上など、至る所にキリン星人達の無惨な死骸が転がっている。
その中に、松本と吉川と思われる死体があったが、それすらも黄緑色に彩られている。
電線からは星人の血液が、雫となってぽたぽたと滴り落ちていた。

(………酷い)

凄惨な状態になっている路地を、真は絶句しながら見渡した。
やったのは赤羽根か祐喜か、あるいは尾形と倉田なのか。
人影は一切無く、どうやら赤羽根や祐喜はここにはもういないらしい。

真は再びやよいの腕からリモコンを取って、地図を見た。
見る限りまだ近くにいるようで、相変わらず尾形や倉田と見られるマークと固まっている。
そして気付けば、星人達のマークはかなり減っており、あと五体程になっていた。

赤羽根達はどうやらこの路地の先にいるようだ。
なりふり構ってはいられず、真は死骸だらけの路地の中を走り出した。
ばちゃばちゃと足元で星人の血液が跳ね、その度に両足に黄緑色のまだら模様が増えていく。

(やよいが起きてたらこの光景にまた取り乱してただろうな)

足を濡らす血液を、もはや何とも感じられなくなっている自分を真は少し物悲しく感じた。





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