39: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:06:02.30 ID:G9Nsq5QK0
 メイドの部屋 
  
 女「予想通り…というより、予想以上に手入れが行き届いてるわね……」 
  
 メイド「借り物の部屋ですから」 
40: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:07:13.97 ID:G9Nsq5QK0
 女「…あのね、私は貴方が心配なのよ」 
  
 メイド「何故、ですか?」 
  
 女「気、遣い過ぎ」 
41: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:18:49.14 ID:G9Nsq5QK0
 女「…見上げた精神ね」 
  
 メイド「褒め言葉として、受け取っておきますね」 
  
 女「分かったわ、貴方には何を言っても無理みたい」 
42: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:19:33.40 ID:G9Nsq5QK0
 メイド「…その、インスタント系です」 
  
 女「…ばかっ」ピンッ 
  
 メイド「あいたっ!」 
43: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:26:37.06 ID:G9Nsq5QK0
 ───それから数日、毎日お嬢様はわたしのお夕飯を作ってくれました。 
  
 女「貴方は洋食が好みなのね」ガサガサ 
  
 メイド「いえ、そういうわけではないのですが…」 
44: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:32:09.85 ID:G9Nsq5QK0
 パパンガパン!! 
  
 女「きゃっほーう♪」ドタドタ 
  
 執事「お嬢様…死にたいようですね」スック 
45: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:32:43.42 ID:G9Nsq5QK0
 女 ショボーン 
  
 メイド「何をしたんですか?」 
  
 執事「主様に言いつけた」 
46: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:33:52.66 ID:G9Nsq5QK0
 メイドの部屋 
  
 女「〜♪」ジュージュー 
  
 メイド「…あの、お嬢様」 
47: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:36:42.18 ID:G9Nsq5QK0
 翌日 
  
 メイド(どうしてこうなった……) 
  
 女「いいじゃない、手間が省けるでしょ?」 
48: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:37:34.18 ID:G9Nsq5QK0
 メイド「…すみませんでした」 
  
 女「だから、気にしなくていいってば」 
  
 メイド「結局お嬢様に二人分も作らせてしまうなんて……メイドとして大失敗です恥です」イジイジ 
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