過去ログ - 男「初恋の人は○○○だった。死にたい」友「落ち着け」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/20(水) 13:48:13.33 ID:w246TZLIO


女「でも彼は、何かずっと我慢してたみたいで…私が「全部吐き出しちゃって良いんだよ」って言ったの。そしたら最後には、彼の中に今まで溜まっていたモノを、口に出してくれたの!」

男「」

女「…なかなかそれは苦くて、ドロドロしてて、私が飲み込むには時間が掛かったけど…」

女「その時、私の顔は涙とかでグチャグチャ。
そしてそれに気づいた彼は、ハンカチを渡してくれて
「これで拭きなよ」って。」

女「ああ、チャラ男くんは、見かけによらず、優しくて純粋な人なんだなって思ったの。
…やっぱり、人は見かけで判断しちゃいけないわよね?
ふふっ!…そうそう!男くんも同じだった!」

女「あ、ちょうどバス来た!
じゃあね、男くん!また明日…は土曜日か!ふふっ!また月曜日!」

彼女は嬉しそうにバスに乗り込み、邪悪なくらいに瑞々しく、美しい、細い唇を、笑顔の形に変えて、手を振っていた。

バスが走り去った後も、男は抜け殻のように、バス停に突っ立っていた。

男「…あはは…そうだ…
今日は金曜日だったね…それも13日の。」

男は力なく笑いながら帰路についた。




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