過去ログ - QB「魔法少女達の軌跡」 -SS速報VIP

過去ログ - QB「魔法少女達の軌跡」

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184:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:32:26.95 ID:8w3oyyu20

　翌日。小鳥は、結局昼近くまで眠っていた。
（あー……寝すぎてダルい……）
　背筋を伸ばすと、体中の関節がポキポキと鳴る。
「……腹減った」

以下略

185:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:35:10.17 ID:8w3oyyu20
三章

　破天荒と称される魔法少女と、対峙する魔女。

【王冠】の魔女“コメンダトーレ”その性質は【統制】

以下略

186:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:39:34.35 ID:8w3oyyu20

　ドン、と魔女の体に突き刺さる拳。鉄拳と言う言葉の通り、今の小鳥の拳は鉄の拳。
　魔女さえもふら付く、強烈な一撃を何発も連射する。
　しかし、小鳥の表情は、明らかに焦っていた。
（……早く仕留めないと時間が無い!!）

以下略

187:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:41:28.70 ID:8w3oyyu20

　パキン、と凍りついた様な、奇妙な音が小鳥に聞こえた。
　そして、ヒラヒラと舞う小さなカードが、小鳥の鼻先に落ちてきた。
「間に合ったよ、小鳥!!」
　鼓膜を揺らしたのは、聞きなれた籠利の声だった。

以下略

188:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:44:58.41 ID:8w3oyyu20

　ついに、魔女を射程圏内に捉えた籠利。
「動きの鈍い間に、片付けさせてもらうよ!!」
　恰好を付けた台詞で、二枚のカードを取り出した。描かれているのは、マッチと二十リットル入りのガソリン携行缶。
　カードを魔女の体に張り付けて、レイピアを真っ直ぐに構えた。

以下略

189:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:46:09.96 ID:8w3oyyu20

　同時に、青空から光が差し込んだ。
「終わったか……」
　結界が消えると同時に、小鳥は地面にへたり込んでしまった。
「小鳥!!」

以下略

190:破天荒な魔法少女
2012/10/01(月) 18:47:25.41 ID:8w3oyyu20
終幕

　数日後。
　小鳥はまだ腕のギプスが取れておらず、魔女退治の方は休業中だった。
　しかし、助けられた隣町の魔法少女達も、今までのお礼とばかりに魔女退治に手を貸してくれているし、グリーフシードも分けてくれる。非常に楽な状態だ。

以下略

191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/10/01(月) 18:56:38.34 ID:8w3oyyu20

ＱＢ「……と、そういうお話さ」

ＱＢ「確かに、魔法少女を魔女にする事は、エネルギー回収の効率は高いよ」

以下略

192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/10/01(月) 19:06:55.54 ID:8w3oyyu20
投下分は、以上になります。

思ったよりも、長くなったのですが……レスにすると、思ったより少ないと感じましたね。

では、設定資料の方を投下します。

193:破天荒な魔法少女・設定集
2012/10/01(月) 19:08:19.53 ID:8w3oyyu20

一条　小鳥（いちじょう　ことり）１７歳

近隣で、知らない奴はモグリとさえ言われる魔法少女。
茶髪のポニーテールで、顔付きは可愛いよりも凛々しいと例えた方が適切。

以下略

194:破天荒な魔法少女・設定集
2012/10/01(月) 19:09:20.21 ID:8w3oyyu20

虚口　小呑（うろぐち　このみ）七歳

先日、契約したばかりの魔法少女。
生まれて間もない頃に患った病気で、視力と声を失い、足が動かなくなった。体は弱く、入退院を繰り返す日々の中、声を得る為に契約した。

以下略

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