過去ログ - 真「時をかけるボクら」
1- 20
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 02:57:55.79 ID:WJc3nC3DO
「あっ!私、ちょっと事務所に行ってくるね」

「うん、行ってらっしゃい」

何か確認しておくことでもあったのか、食べかけのサンドイッチを置いたまま、雪歩は事務所へと降りて行った。
1人残されたボクはベンチの背もたれに背中を預けて、軽く眼を閉じた。
……そのときだった。

「クワァーッ!」

「うわぁっ!!!」

1羽のカラスが雪歩のサンドイッチに向かって急降下してきた。

「こら待てっ!!!」

真っ黒なカラスは、まるで、「お前の声なんて聞こえちゃいないよ」と言わんばかりにサンドイッチを掴み、あっという間に飛び去って行ってしまった。
そしてあとには、雪歩の白い肩掛けバッグからこぼれた中身が、屋上のコンクリートの上に散らばっていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/68.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice