過去ログ - 真「時をかけるボクら」
1- 20
34:>>33に誤字があったので修正[sage]
2012/06/21(木) 23:53:21.71 ID:WJc3nC3DO
―高そうな車だなぁ。
―あ。いま、運転手さんと眼があっちゃった。
―父さんと同年代くらいの人かなぁ?

ゆっくりと流れていく時間の中で、そんなとりとめの無いことを考えてた。
それが終わると、今日までの記憶が次々に頭をよぎり始める。
ひょっとして、これが走馬灯ってやつなのかな?
だとしたら……。
死んじゃうのかな、ボク?

スローモーションでボクに近付いてくる車。
身体は次第に、心地いい感覚に包まれてきた。
右足はペダルに、そして左足は地面に着いている。
それなのに、身体が少しずつ浮かび上がっていくような感覚。
視界は霞がかったように白くなってきて、両手の指先にはくすぐったいような痺れ。
そして……。
ボクの世界は真っ白になった。
全身を包み込む、浮翌遊感の中で。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/68.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice