過去ログ - 真「時をかけるボクら」
1- 20
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 01:57:05.44 ID:51rTRIsDO
夜から夕暮れどきに飛んだせいか、頭が少しボーっとする。
だけど、雪歩の強い口調で一気に我に返った。

「走って、真ちゃん!」

……そうだ。
興味本位で時間を飛び越えてしまったあの時とは、まったく状況が違うんだ。

「雪歩は?」

「私の脚じゃ、真ちゃんには着いていけないから」

雪歩にどんな秘密があるのかなんて、ボクには知る術も無い。
だけど雪歩はチャンスをくれた。
たぶんボクには理解できないくらいの、大きな決意を込めたチャンスを。
だとしたら、ここからはボクの仕事だ。

「分かった。ぜったいに美希を助けるからね!」

言い終わる前に走り始めたボク。
オレンジ色の逆光のせいで、雪歩の表情は見えなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/68.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice